オビアナハゼ

和名:オビアナハゼ

学名Pseudoblennius zonostigma(Jordan and Starks,1904)

 

分布:青森県から九州にかけての南日本に分布します。

   沿岸岩礁域や海草・海藻、タイドプールに生息します。

体に褐色の橫帯があり、全体的に赤っぽい体色をしています。

胸びれと背びれには、暗色斑があります。

 

成熟したオスは、第1背びれの前から2~3本の棘が糸状に伸びているのが特徴です。

アナハゼとはいいますが、穴で生息しているわけではありません。

普段は海藻や岩陰に隠れています。

 

食性は肉食性で、甲殻類や小型魚類を主に食べています。

目の前に獲物がやってくると、目にも止まらぬ早さで飛びかかり、大きな口でかぶり付き、捕食します。

冬に産卵し、春頃に幼魚がみられます。

11月頃になると、オスのちょっと過激な求愛行動をみることができます。

 

メスには、輸卵管という部位があり、それを用いてホヤの体内などに卵を産み付ける習性があります。

 

幼魚の時は、目が大きいのでかわいらしい面持ちをしています。

また、海藻にのっていることも多いため、被写体として最高です。