カワハギ

和名:カワハギ

学名Stephanolepis cirrhifer (Temminck & Schlegel, 1850)

 

分布北海道以南から東シナ海まで分布しており、南の方が生息数が多い傾向にあり

   ます。 

   水深100m以浅の、砂底と岩礁が混じるような環境に生息します。

   

   天草では、牛深のポイントで多くみれます。

全長は最大30cmほどあり、体は菱形で上下に平たくなっています。

オスは背びれが糸状に細く延びるのですが、メスは延びていないので簡単に見分けることができます。

体色は青灰色や褐色で、個体によって淡いまだら模様や黒っぽい縦縞があり、個体差があります

 

全身の鱗は小さな棘状になっていて、厚く丈夫な皮に覆われているのですが、料理の時にすぐ剥がせることが和名の由来になっています。

ゴカイ、貝類、ウニ、甲殻類などを餌とします。

おちょぼ口で小さくかわいらしい見た目ですが、中にはペンチのような頑丈な歯があり、殻に覆われたカニや貝類なども、噛み砕いて食べてしまいます。

産卵期は6月から7月頃で、砂底に産卵します。

秋頃に、落ち葉や流木、流れ藻などにまぎれている様子をみることができます。

成長するにつれ海底に降りてきて、岩礁の沖合で生息するようになります。

 

ナイトダイビングでは、海藻やソフトコーラルなどをくわえて眠っている、とてもかわいらしい姿をみることができます。