和名:ガラスハゼ
学名:Brvaninops yongei (Davis and Cohen,1969)
分布:インド・太平洋、日本では相模湾以南に分布します。
サンゴ礁域でみられ、ムチカラマツ類にくっついて生息しています。
体長3cmという小さなハゼの仲間です。
体色は透明に、褐色の模様が入っていてとても綺麗です。
鮮やかなムチカラマツと透き通ったガラスハゼのセットは、とても映えるもので、写真撮影でも人気のお魚です。
昼間は活発なので、写真を撮るのは難しいのですが、夜は眠っているのでぎりぎりまで近寄っての撮影も可能ですよ。
ガラスハゼのオスは、産卵床をつくるためにムチカラマツの肉を剥ぎ取るため、顎や歯が発達しています。
オスに比べて、メスの口先はシュッとしているので口元で見分けることができます。
とはいっても非常に小さな個体ですので、目視で口元を確認するのは難しいです。
写真を撮る際に、口元がよくわかるように撮影してみると、比較することができて面白いかもですね。
繁殖期は夏で、何度か産卵を繰り返すものとおもわれています。
ムチカラマツの芯がむき出しになっている部分が産卵床になり、オスが鋭い歯を使って、ムチカラマツの肉を剥いで産卵床をつくります。
孵化するまでは、オスが卵を守ります。