ミノカサゴ

和名:ミノカサゴ

学名Pterois lunulata Temminck & Schlegel,1843

 

分布:北海道南部以南、インド洋、西太平洋に分布します。

   沿岸部の岩礁に生息しています。

   

   天草では、内海のポイントで多くみられます。

体長は20cm程に達します。

 

ひれが蓑や管笠を身につけているように見えることから、「ミノカサゴ」という名前の由来となったそうです。

 

よくハナミノカサゴと間違われることが多いですが、ミノカサゴは胸部に縦模様がなく、背びれと尾ひれの黒色斑がほとんど目立たないという点で見分けることができます。

食性は肉食性で、小魚や甲殻類を補食します。

 

夜行性で、昼間はサンゴや岩の陰に潜んでいます。

 

好奇心旺盛な個体が多く、ダイバーにミノカサゴからぐいぐいと近づいてくることがよくあります。

いつの間にかすぐ横にいたり、自ら写真に写り込んできたりと、なかなか可愛らしい一面を見ることができますよ。

秋から冬頃にかけて幼魚をみかけることがあります。

 

幼魚の時の体色は透明感が強く、体が透けて見えるくらいに透明です。

幼魚は滅多にはみられないので、見つけられるとうれしい生き物の一つですね。

 

小さいときでも好奇心旺盛さは立派なもので、被写体としては最高ですよ。